自分は間違っちゃいないんだと
そんなことを言うのは難しくて
そういう感覚の儘
腕の傷は消えないな
わたしの肌の下に埋まった青い言葉たちが
解読出来るほどに器用じゃない頭で
恋してる、世界中を見渡しながら
組みやすいのは
愚直な積木だったから
高く屹立するわたしの哀しみの武器は今日も泣き叫ぶよ
風にのったら
きみの耳を裂くんだ甘く痛ましく
隙間に蹲った臆病な弾丸を
空へ還してあげます
わたしはきみの味方でいたい
きみは間違っちゃいないんだと
何度だって撃ち込んでみせるから
お揃いの傷を暗号にして海に流そう
かんたんな嘘を囁いてほしい
あいしてる
あいしてる
揺らしている目蓋裏の世界に
明日もハロー
溺れている咽の奥のわたしに
今日もさよなら