孤独を感じるのは
花形新次

孤独を感じるのは
何も知らされていないと
知らされるとき

知らされるのは
いつもどうでもいいことばかりで
肝心なことは
時間がうんと経った後
知らされていないという事実と一緒に
やっと僕の耳に届く

親切で残酷な人が
わざわざ僕に
知らせに来てくれるから

知らされていないのであれば
永遠に知らされないほうが
ずっとしあわせなのに・・・・

そんな風にして
いつの間にか取り残されていたことに
僕は無理やり気づかされる


自由詩 孤独を感じるのは Copyright 花形新次 2009-11-30 20:05:31
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