りんご写真
月乃助


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これは、リンゴの木の前に立っている私と子ども達です。
少しボケていますが、腕まくりしたチェックのワークシャツが私で、
この写真は、夏の終わりに撮りました。

私のすぐ前にいる髪のカールした背の高い子が長男です、
そして、一番前のリンゴを食べて横を向いているのが、次男です。
二人が、リンゴをとるのを手伝って?くれました。
段ポールに四つも取れたのは、どれも小ぶりのリンゴたちで
手間をかけることを放棄してしまったのですから、
仕方ないのかもしれませんね。
それでも、マッキントッシュはどれもいつもの味で、
すこし酸味のきいた甘さがあって、やはり、
新鮮なままで食べるのが一番のようです。

随分と大きな木ですから、上の方のものは
梯子によじ登ってとるのですが、袋を首にかけた格好は、
毎年きまって子ども達に笑われます。
落ちてしまったリンゴは、子ども達がひろってくれるので重宝しますが、
少し目を離すと、二人で庭を走り回り
リンゴを忘れて遊びまわるので
かえってやっかいなのです。

とれたリンゴは、アップル・バターにしてしまいます。
そうです、サイダーで煮込むやつです。
少し翳のある陽を閉じ込めたような夏の味、それを冬に楽しむことも
できるのですから、何瓶も作ったりします。
アップル・ジュースにして、冷凍しておくことも考えましたが、
樽のようなジューサーを借りてくるのが億劫で、今年はやめてしまったのです。
大概、我が家のリンゴ狩りはこんなレベルで、
義理の母は、毎年酢漬けにしたり、
ゼリーを作ったりするのですから、いつも感心しています。

さてと、
それでは、そのアップル・バターでスコーンを頂きましょうか、
子ども達のいない間に、

  



   



           


自由詩 りんご写真 Copyright 月乃助 2009-11-27 15:39:20
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