パラレルワールド
こめ

もしもうひとつのパラレルワールドがあるのならば

その世界の僕はどういう人生を歩んでいるのだろうか

もし幸せな人生を送っているのかな

僕の人生と取っ替えっこしないかい

君が死ぬというので有れば

僕が変わりに死んであげる

何故こんな距離ができたのだろうか

友達以上でも恋人未満

それがいまの僕がいる場所

多分これ以上もこれ以下もないだろう

そして地球を一周してまた

恋に堕ちるだろう

愛を包んで優しく抱き上げた

もし女神という神がいるならば

抱き締めることを許して欲しい

水時計はポタポタ流れる

おもいっきり振ったバットは空回り

それは自分と被って見えた

縁日でおめんを被り

わたあめを食べながら水ヨーヨーをついていた

夏の夜空に咲いた花は

一瞬の光を放ち咲き誇った

それが僅か数秒の命だとしても

悔いは残らないで有ろう



自由詩 パラレルワールド Copyright こめ 2009-11-27 10:57:33
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