カスパール
瀬崎 虎彦

辛辣な森羅万象
耳元から鼻先へまた額から鼻へ
人間を分類し整理し時に処分する
まさかと思わせる疑似科学ラファータ

時々思うのだけれど
無機質だけで世界が出来ていても
問題は無かったのに
生きているってことは

偶然ならばなにも
成し遂げる必要は無く
必然ならばなにも

気負う必要は無く
自然ならばもはや
無機質ごっこでいい


自由詩 カスパール Copyright 瀬崎 虎彦 2009-11-25 00:26:16
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