赤い瞳
ミツバチ
そろそろ秋も終わる
木々は葉を染め
散り際の命の謳歌
吐く息はかすかに白く
もう眠りの季節の入口
弱音なんて吐かない
赤い瞳は強がりで
遠くの山々に涙を堪える
随分冷たくなった風に
小さいため息
紅く命が燃える山
赤い瞳は強い眼差しで
ぐっと唇を噛み締める
自由詩
赤い瞳
Copyright
ミツバチ
2009-11-18 18:53:52