まだ足りない、コール
ねお
泣くように、どんなにきれいに笑っても
その一瞬で何も変わらないことを知ってしまった、と
あなたが欲しがった未来はどこに落っこちたんだろう
どこまでも手を伸ばせると信じていたのに
嘲笑うかのように華麗に抜き取られた
ぼくが繰り返し叫んだ宇宙は何だっただろう
届くことがないと愁いて
いつ止めてしまったの
幼稚な願いだった、とその一言で片付けてしまうなら
ぼくらはなんて愚か
綺麗事だとでも思っているなら、
(誰もが手の中にあるそれを見つけることは容易くなんてない)
自由詩
まだ足りない、コール
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ねお
2009-11-18 16:44:10