ふゆの哀しみ
吉岡ペペロ
ふゆの哀しみ
何処につづいている
君の乳房に口づける
石英の香りだ
その暗がりは
ひんやりと音もなく
蛍光灯のあかりだけ
つづいている
すきなだけたいせつにすれば
こんなホームシック
かかることもなかったろうに
ふゆの哀しみ
何処につづいている
君の乳房に口づける
石英の香りだ
その暗がりは
ひんやりと音もなく
蛍光灯のあかりだけ
つづいている
自由詩
ふゆの哀しみ
Copyright
吉岡ペペロ
2009-11-17 00:05:31