散歩
番田 


白い一瞬は
微かなる波紋
ひとつとしての面にされてから
水でいたのは 自分自身として
サックスのささやきの色に

空に 水滴の脇を
部屋へと 夢にいたのだ 僕は
触れる木の葉のコンビニに
池にさせられて 手を

口にしようとも チョコレートの感覚は ただ
触覚を表すこともなく
つばの味に 夕暮れとなっていった


自由詩 散歩 Copyright 番田  2009-11-15 23:45:22
notebook Home 戻る