前を机に、何かとして
番田 

この言葉は 行方も知れず
この言葉を 放っていく場所を
僕だ 探していた ひとり 木陰の道へと
トロトロと流れる川に 凝視した
トロトロと トロトロは 僕と
僕自身の陰を見ているみたいにして
そうしてどうにか 対処法は僕を
      ただ 処方箋を 探していたー

海に それはあって
蟹が食べているだろう その蟹でなく
それは 魚 魚としての 魚もいる
できるかぎりの 怒り、怒りがある 
僕の詩を書かされる苦悩は あざ笑うように 山へと
そのどこかから 土石流だ 流す僕は もう
僕は時間でも いかなくちゃー


自由詩 前を机に、何かとして Copyright 番田  2009-11-11 00:16:27
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