ヤンデレハイパー。
aokage




裏切られた・・・!

私は貴方だけを信じていたのに!

私には、貴方だけだったのに・・・!!








何か約束をした訳ではない。

けれど二人の間には確かに、決められたルールがあった。


何も聞いてはいけないし、何も気にしてはならない。


それは二人で居る為の、とても大切な密約。



ここに居るのは私達だけで、

他には何もなくて、



貴方はそれじゃ、駄目だった?


私だけでは、貴方には不足だったと云うの?




あんなに求めてきたくせに。


あんなに抱き締めてくれたくせに。




私の心にはもう、貴方の場所しかないのよ。


私にはもう、貴方しかいないのよ。







・・・それなのに。







貴方は私を置いていった。




私の心に勝手に上がり込んで来たくせに。


私の全てを、求めてきたくせに。





貴方に私を置いていく権利なんてないわ。


こんなに蹂躙しておいて、今更「やっぱりいらない」なんて、







許されるとでも、思っているの?








私は貴方を赦さない。


世界の果てへでも、地獄の底へだろうと、



追いかけて、縛り付けて。




もう私の元から逃げ出せないようにしてあげる。




私の気持ちを踏みにじった貴方には、


自由を夢見る権利すら無い事を、




思い知らせてあげる。









待ってなさい。




今、貴方にお似合いの首輪を、




付けに行ってあげるから・・・。














自由詩 ヤンデレハイパー。 Copyright aokage 2009-11-09 17:52:04
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