猫がなく
吉岡ペペロ

駐車場をながめていた

どこからか猫のなき声が

マーフィを探すように

二人で目を動かしていた

俺は今どこにいるのか

愛人のマンションにいる

そんなこと聞いてない

人生のどの辺にいるのか

時計の針が音をたてる

二人で飛び降りたいのか

考えている、猫がなく


自由詩 猫がなく Copyright 吉岡ペペロ 2009-11-09 01:05:39
notebook Home 戻る