夢の中に飛込んだ
こめ

香の濃いコーヒーの匂い

時間など忘れてしまいそうな一時

走るのを止めないのは

駆け抜ける風が心地いいから

旅にでるからもちものはきびだんごで

そういって後にした

数は少ないでもこれだけあれば十分

新しい朝がくるにはもったいないくらいさ

季節外れのX’mas

雪は降らないけど

小さな綿の雨が降る

そんなに欲しい物ではなかったけど

サンタさんがくれたのであれば

それだけでいくつになってもうれしいものだ

生い茂る蒼い森で

神の湖を見付けて飛込んだ

こっちが入口でこっちが出口

でも繋がっているなら

どっちにしろ変わらないじゃないか

ポケットの中には何もないけど

一回叩いてみても別に何があるわけじゃない

今日もつまらない深夜番組をみながら

日が登りそうな空を見て

夢の中に飛込んだ


自由詩 夢の中に飛込んだ Copyright こめ 2009-11-03 23:03:01
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