唐草フウ
いつだって
哀しみからもれてくるだろう
一輪のやわらぎを
あたえたくて
それがどんなものか言えなくて
わたしのくちびるは
ことばをなくしていても
温度はあって
空から
ひかりがこぼれて
降ってくるよ
だれも たすけられない わたし
なのになぜだろう
あたたかさに任せているこの体に
そして伝えたいと沸くこころに
ほらね またおもっている
厚着してるかなとか
あなたが必要
いないと、さみしい
自由詩
Copyright
唐草フウ
2009-11-03 19:51:59