晩秋
三州生桑

満月や野分のあとはちりほこり

脚二本欠けて眠れり秋の蜘蛛

物音や今年は柿のはづれ年

銀杏をつぶして行けり救急車

行秋や祭りのあとの歯の痛み

晩秋や恥を数へて夜もすがら

ひとり寝の布団は広し初あらし


俳句 晩秋 Copyright 三州生桑 2009-11-02 20:32:39
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