青年時代
こしごえ
つきつめるとわたしは、
大空のもとに立っていた
高く澄んだ青い空をつかもうとする
白い手から零れ落ちる
硬質な光に照らされた
影の濃さに
影の濃さをたしかめる
誰にも語ることのない未来だ。
いつからかしら
いつがいつまで わたしなのか
流れる白い雲
はてな
あれは、わたしだ
化石よりも冷たい
歴史が涙している
どうしても
いまを追い越せない故に
自由詩
青年時代
Copyright
こしごえ
2009-11-01 06:33:31
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