侵食、怖畏。
aokage




これが何を意味するかは解らないけど、


この痛みは確実に、私の身体を蝕んでいる。




何とかしなくちゃとは思うのだけど、

行動に移す程の事でもないかと、思ってしまう。



そしていつも「あの時やっておけば良かった」なんて、

後悔ばかりする。





でも私は馬鹿だから、

その「後悔」を忘れて、

また同じ過ちを繰り返すんだ。




それが積み重なり、


退っ引きならない所まで来ても、


まだ私は、動かない。



動きたくない。






それはきっと、

進むのが怖いから。





足を踏み外してる自分が容易に想像出来て、

幸せを手にした自分は、どうやっても想像出来なくて。


足を踏み出す勇気なんて、

どこにも見つけられなくて。





だから、望んでしまう。

私を此処から、連れ出してくれる人を。


共に歩んでくれる人が、現れるのを。








…自分は決して、動かないのに。









自由詩 侵食、怖畏。 Copyright aokage 2009-10-31 18:54:54
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