侵食、怖畏。
aokage
これが何を意味するかは解らないけど、
この痛みは確実に、私の身体を蝕んでいる。
何とかしなくちゃとは思うのだけど、
行動に移す程の事でもないかと、思ってしまう。
そしていつも「あの時やっておけば良かった」なんて、
後悔ばかりする。
でも私は馬鹿だから、
その「後悔」を忘れて、
また同じ過ちを繰り返すんだ。
それが積み重なり、
退っ引きならない所まで来ても、
まだ私は、動かない。
動きたくない。
それはきっと、
進むのが怖いから。
足を踏み外してる自分が容易に想像出来て、
幸せを手にした自分は、どうやっても想像出来なくて。
足を踏み出す勇気なんて、
どこにも見つけられなくて。
だから、望んでしまう。
私を此処から、連れ出してくれる人を。
共に歩んでくれる人が、現れるのを。
…自分は決して、動かないのに。