分からないままに歩き続ける
kauzak
分からないままに歩き続ける
たどり着く場所なんて知らない
まして此処が何処かなんて
想い描く余裕もないから
ただ流されるがままに
諦めて誤魔化して色褪せていく
その世界を壊せばよいのか
立ち去るべきなのか分からなくて
止まって月を見上げている
降り注ぐ月光の硬さ
ヒンヤリと冷めるアスファルトの寡黙さ
踏みしめる足の力強さを
信じていく
すがるべきものなど無くとも
進むしかないのだ
濡れた足で汚してしまうとしても
※連なるだけの言葉シリーズ
自由詩
分からないままに歩き続ける
Copyright
kauzak
2009-10-28 01:38:09
縦