がれきの交錯Ⅰ
《81》柴田望

いっしゅんのうち瓦礫の小さな季節は短い
ラジオを潜在意識のプロトコルのあらすじを快晴のわれわれの中にいた小さな人がやっと後悔する
貨幣の価値ちょっと目を離した隙に街は真っ黒な瓦礫が予期せぬ美しい建物はいつ見てもいい
次の騒ぎがはじまるまでのビルを建てる人へ価値が空は不気味に快晴過ぎたそれで長いこと食べてきた

予期せぬ美しい建物に読まなくてもわずかな猶予と街は真っ黒な瓦礫や廃墟が生きる
あらすじを大きな冷たいビルを建てる人
残念ながらわずかな猶予に価値がちょっと目を離した隙に宇宙が
瓦礫の季節も貨幣の価値は無事だったビルを建てる人を鎮けさのいっしゅんのうちの端から端までを
土台を完璧にする暇にわかってしまいたくない騒がしい時間は瓦礫の季節は短い街は真っ黒な瓦礫で
いっしゅんのうちの小さな人を瓦礫や廃墟が生きるとりあえず何とかする
次の騒ぎがはじまるまで価値はビルを建てる人が土台を完璧にする暇の
次の騒ぎがはじまるまで街は真っ黒な瓦礫が次の騒ぎがはじまるまでに空は不気味に快晴過ぎる

だが子どもたちは瓦礫が好きだ貨幣の価値は予期せぬ美しい建物柔らかな価値って壊れる
廃墟と呼ぶ予期せぬ美しい建物に瓦礫の棲む空間がむきだしの瓦礫の季節が青いとりあえず何とかする
次の騒ぎがはじまるまでにちょっと目を離した隙完全に瓦礫の棲む空間の宇宙に合わせろ
なんて街は真っ黒な瓦礫の価値は次の騒ぎがはじまるまでの子どもたちは瓦礫が好きだ騒がしい時間を
快晴いつからいないわずかな猶予のビルを建てる人の廃墟と呼ぶ
ちょっと目を離した隙に子どもたちは瓦礫が好きだラジオは瓦礫の季節に廃墟と呼ぶ瓦礫や廃墟が生きる

冷ややかなわれわれの中にいた小さな人が知らぬ間に丸焦げになった快晴をラジオは受信した
ある日突然現れて瓦礫をつくる目的でわずかな猶予といっしゅんの鎮けさ
あらすじは価値のつねにわずかな猶予に瓦礫の季節を完璧にする暇はぜんぶ壊れている
価値って壊れる街は真っ黒な瓦礫から土台を完璧にする暇と土台を完璧にする暇はそれで長いこと食べてきた
祈りのように瓦礫の棲む空間のあらすじがわかるラジオは受信した鎮まる無数に瓦礫をつくる目的
ちょっと手が離れたとたんぜんぶ壊れているいっしゅんのうちに


自由詩 がれきの交錯Ⅰ Copyright 《81》柴田望 2009-10-13 22:17:06
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