十月、都会の景色
小林 柳
冷える朝 皿を洗って 湯気昇る
名も知らぬ 虫の
薄羽
(
うすば
)
が 透きとおる
落陽の 焔が燃える 西の窓
風に舞う 死んだ他人と ちり紙と
俳句
十月、都会の景色
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小林 柳
2009-10-13 15:10:40
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