青瞬時間
愛心



ちび 馬鹿 単細胞

きみが呼ぶ わたし

モヤシ 阿呆 ドS

わたしが怒鳴る きみ

わたしの腕から覗く 真っ黒な腕時計は
わたしが冗談でねだった きみの物


少しでも 困らせたくて
少しでも 反撃したくて

なのにきみは
そんなに欲しいなら やるよ

そう笑って

わたしの手の中に きみの熱を落とした

ほんとに欲しかった訳じゃない

でも 返すのは嫌なんだ


ただの気まぐれなプレゼント

分かってるよ それくらい

なのに なんで
わたし どきどきしてる?


好きじゃない きみなんて

きみが
嫌いじゃないんだ
なんて 笑う

嫌いじゃない きみなんて

きみの大きな手のひらが
わたしの頭を撫でた

苛めてばかりの癖に
ときたま見える優しさが 嬉しくて

きみを見つけると
悔しいくらい わくわくして

ああ そうか

わたし きみのこと


その文字盤が変わるのと同時に

わたしはきみに 恋に落ちました


携帯写真+詩 青瞬時間 Copyright 愛心 2009-10-09 17:57:01
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