普通の友達ぐらいなら
メールの返信なんて当たり前で
返信を拒絶するのは
その人物を拒絶しているからであり
拒絶された私は
生きる意味さえ拒絶されたのだ

返信を拒絶するぐらいなら
着信拒否までして欲しかった
中途半端に生かされた私に
言いたいことは
面倒な手間を取らせずに
自ら命を断てということだろう


大切な人にメールを送りました
単純な物で
誕生日おめでとう
確かそんな内容だったはずです
あれから１年以上経ちました
返事はまだ来ていません
その人にとって
私は大切な人ではなかったようです

今年は送る言葉など
見つかりませんでした

ただ独り
暗くした部屋で
買ってきたケーキに
ローソク８本
薄明かりの中で
誕生日おめでとう
そうつぶやいて
揺れる明かりを見つめ
ローソクを吹き消す人がいないので
自然に消えるまで見つめ
部屋が暗闇に包まれたとき
ごめんねと
泣きながら何度も何度も
つぶやきました