たばこ吸いますが
人混みの歩きタバコなんて
したことありません

歩きながら吸うのは
それはそれで気分いいんです

プッカーっと遠慮なくできる道なら

たばこ吸います
たばこ好きです

好きですは
違うかもしれませんが
やっぱり
好きだと言いたいなと思います

歩きながら吸うのは

最近は帰り道
夕方の国道沿いだけになっています

駅前でビール一缶

表通りからそれて
国道沿いの
細い歩道を歩きます

曲がりくねった古い国道

大型トラックが
ビュンビュンと走る

昭和なまんまの
すすけた道です

田舎ですから
誰も彼も自家用車で
買い物ですから

歩いているヒトなんて
あまりいません

たまにもちろん
チャリに黄色い帽子の小学生とかに
道をゆずることもありますが

気を読む彼らは
スルリとボクを通りすぎていきます

またいつものオジサンが
ビール飲んでんよ
くらいな感じだと思います

（犬の散歩の
　オバサンなんかとは
　あまり自然にはいきませんが）

そこはすでに

オジサンが
一人プッカーッと
嫌な顔もされずできる場所が
なくなってしまった町です

あそこには

少年が一人
哲学にひたれる場所も
なくなってしまっているはずです

そんな気がします