貴方が欲しくて 縋るように手に入れた
まるで 火に銀を絡めたような
まるで 恋心を閉じ込めたような
願いを込めた 緋色のガラス
きつく締めれば まるで首輪ね
見えない鎖を錯覚して
貴方の心に捕らわれているような 妄想が
嬉しくて悲しくて淋しくて虚しくて
無意識に唇を歪めてた
醜いくらい 貴方の心に溺れてる
壊してよ
わたしを見てくれないなら
その無垢な手で跡形もなく 綺麗に砕いて
そして欠片まみれの鎖の先を その指先に引っ掛けていて
歪んだ関係でも構わないの
貴方と繋がっていたい と
祈るわたしは 可笑しいですか?
光に透かした緋色の想いは 波のように揺らいで
逃げられない 貴方から
戻れない このまま燃え尽きるの
自覚はきっとないのでしょう?
此処までわたしを狂わせたのは 紛れもなく貴方の心なのに