コンビナートを光の、立って
番田 

何も知らない男のままでいたいと
歩いている片隅に 言葉すらないままの
東京を考えていた
探していく 忘れて この体を 
手にさせられていた雑誌を
話題を歩き回り 立ち止まった

コンビニのコンテナを進む 駅の中の
深夜をあてもなく 中の 工場跡の
中を 積み上げられた上を進んだ

広いアスファルトを まだ固く エントツが
敷かれたばかりなのか 眩しい
三菱石油化学工業に記してあった 明かりの 
光は知らないけれど 僕らと 僕らの
目指した 遠くなのか
見える荷下ろしのための配慮を


自由詩 コンビナートを光の、立って Copyright 番田  2009-09-29 01:17:24
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