世界を捉え直すために
kauzak
世界を捉え直すために
空を飛ぶ
風を感じる先に開けた風景は
僕を何処に導こうとするのか
星が綺麗だ
どこまでも視線を遠く投げて
どこまでも行くことができる気になっている
なくしたものを取り戻した気になっている
掌中は空っぽなのに
心は満ちたりている
それが大切なことなのか分からない
フラフラとした足取りで歩く
世界を見失って
さまようだけの夜を過ごす
その夜は明けるのか
分からないままに歩き続ける
※「連なるだけの言葉」シリーズ
自由詩
世界を捉え直すために
Copyright
kauzak
2009-09-28 00:39:19
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