「収穫祭の夜」
月乃助


たちのぼる炎も踊る こよい
生けるものたちは、みな □
豊饒のよろこびにみちあふれている ※
誰もが 誰であるかを忘れ 
みだれつどい  ●#л★дб
星に興じるすがたは、廉恥をすてる
騒擾の収穫祭  ☆−「」♪「」

ながく汗した夏の恵みを 
神様へ感謝しながら いわい ◎
苦労になみだした凶荒を 忘れ去る
これは、秋の儀式なのです 】】】】

夜のとばりに ■
鳥獣たちさえも 手にする実りに ―――Щ
喜びのおおきな環になり 
哂い 啼き 叫べば 
嬌声のこだまする めぐる 森ののまは、◇
すべての生きるものの 〇…・л★дб
饗宴のはるかなひろばへと変わる ◇◆

月さえまるく 慈しみに飽和する

( みずからを捨て去るように 唄い 歌え )

楽の音に身をゆする狂騒 …・л★дб
誰もがゆるされ うかれる 祭りに加われば ◇◆
樫の木のしたは、堅い実生がおちるにまかせ б
熟れた 水蜜桃に手づがら かぶりつく  
ざっくり 舌に甘露の感触を 
やわらかく味わう 満月のみおろす夜 Ф

解き放たれた秋の森 лл】◇
したたるしずくに 
すべてをまどわす Ф
激しい炎の灯りが、 ←




自由詩 「収穫祭の夜」 Copyright 月乃助 2009-09-26 02:32:08
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