紙一重
ミツバチ
平和な世の中
退屈なオートメーションの日々に
のみこまれて
僕はロボットになってしまいそう
相変わらず
テレビの向こう側は
悲しいニュースばかり
なにをもって
正義と言うのか
歴史は日々変わっていくのに
いつも無力な者が
犠牲になる
加害者と被害者の定義が
曖昧になってるから
ある日突然
加害者になりうる
真実に無関心
無意識に見殺しにしていた
テレビの向こうに居たのは
きっと僕だ
平和な世の中
退屈なオートメーションの日々に
生きているけど
世界に関わって暮らしているから
きっと僕は
テレビの向こう側の
正義を振りかざし
破壊する者にもなりえたし
その犠牲者にもなりえたのだ
そうそれは紙一重の差で