天使の見た夢最終章
ゆりあ
君の純情、僕が買うよ
さあ手をとっていこう
太陽と絶望の国へ
私が17才だったころ
深夜よく天使の顔した悪魔が窓際にやってきて話をしたっけ
あれもしかしたら堕天使だったのかな
天界でした悪いことをたくさん教えてもらったりして
楽しかったなあ
私は毎日最悪な気分で日々を送っています
下らないつまらないことばかりで
涙を流したら夜の神様がペロっと涙を舌で拭ってくれる日が来ますように
あと2ヶ月で十代最後の年になる
やだな
死にたいな
だって悲しいもの制服の無い世界なんて
いつも思うんだ
こうやって深夜文章を書いてるときだけ神様が隣にいるような、ガブリエルが手を繋いでいてくれるような気がしてる
でも明日になれば
全部消える
そうだよねガブリエル
私たち、夜だけ一緒なんだよね
今日で詩を書くのは最後って書く度いつも思う
だってもう堕天使が隣に居ない
悲しいな
もう私、大人になるんだ
お酒の席で騒いでる人達を全員射殺したい
大人なんか大っ嫌い
偽善者も大っ嫌い
あなた神様知らないでしょ?
親友とか、居る?
永遠って何かわかる?
感じたことある?
無いくせに
純情ぶるのやめてよ
嘘つき
私の中の一番きれいな部分をエンジンにしてガブリエルのいるところに飛んでいきたいな
向かえに来てよ
嘘つき
嘘つき
嘘つき
大っ嫌い
つまんない人間
制服の世界から解放された人間になんか興味が無いわ
だって退屈なんだもの
一生脱ぎたくない