スクランの、ブルー
番田 

僕は逃げ出す
生きているのは 死ぬ
僕だった 中は
でも 僕だけがけされていく

僕をそこで 会社の奥に閉じこめられて
そして出て
誰でもないことから 行こうと
暗がりの中として出て行けないことに

部屋の空に苦しみの歌でもなく
そんなふうに黙り 立つ
誰かに歌は殺されていく 

誰に 何もない僕へと行く
外を 尾崎豊の交差点の中へ
走っていく氷である つぶやいた誰かの
外のかけらとして


自由詩 スクランの、ブルー Copyright 番田  2009-09-12 01:34:17
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