夜の電車で
黒川 蔵人


閃光が走る

自分が動いているのに

世界が動いているかに思えた

明るい世界と暗い世界

薄いガラスが隔てている

僕はそれに背を向けた

もう見たくないとでも

言うかのように


自由詩 夜の電車で Copyright 黒川 蔵人 2009-08-23 11:45:12
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