天窓
風音
あなたは
今頃
アパートの一階、
小さな庭のある部屋で
寝転んで
テレビでも見てるんだろう
わたしは
届かない窓に
小さく手を差し伸べて
それでも足りなくて
こころのなかで
あなたの名前を呼んでる
決して
唇にしては
いけない名前を
叫んでる
届かない窓
でも射し込む光
あなたを
知ることのなかったときに
戻りたい
光はなくても
暗闇もなかった
携帯写真+詩
天窓
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風音
2009-08-19 18:32:02