中二の秋
吉岡ペペロ

よく精神年齢をきかれたりすると

そんなシチュエーションなんて

スナックくらいにしかないのだが

中二の秋かなあ、なんて答えている

それは女の子に受けたりする

でも、四十にもなる男が

ほんとうに中二の秋だったんだ

いろんなことを知った

人生やこころのカラクリを知った

ロボットを操縦する少年のようだった

いくら逡巡があろうと

もうどうしようもなく

大人の流儀を身につけていた


自由詩 中二の秋 Copyright 吉岡ペペロ 2009-08-15 15:55:58
notebook Home 戻る