暗闇を走る
番田
僕は自分を 楽しませるように
留まり続ける そのことが走り続けることからいつまでも
走る その未来から
悲しみに 縛られる
空っぽの風の中で羊や豚の番をさせられている
逃げ続けて閉じこめられた
その自由を放るように果てしなく思える 僕を出て行くことに
湯の湧く山に
僕は 殺されたいことから僕を
人へ 逃げていきたいのかもしれない
目玉を開けばそのように赤で 緑色の山はここに
体の事は虚しさから
川の上を粒々としたボールたちが
眠っている粉に
そうだ いつまでもただ
太陽だった 俺は僕の中に悩む脳に眠る
夢見させられ 押し潰した宴の暗闇だった
目を背けている人のいない自分自身の そこから そして
触れる遠くのヤシの木のそそり立つ石ころで
地図に泡立つ腕を外し