火曜日の憂鬱
ジャイコ

あたしが
置いていかれることを
どれだけ恐怖に思ってるか
君は知っているくせに

君は
いつも
寂しさから
きえようとするんだね

あいされてるのか
きらわれているのか
もうわからなくなっちゃうよ

あたしのこえは
きみを傷つけているだけなの?
あたしのからだは
なんのためにここにあるの?

君はいつだって結論を急いでいて
わたしはいつだって君に急きたてられていて

あいたいっていわれて
うれしくないはずがないでしょう
せつなくないはずがないでしょう

必要のない時間を
忘れてしまいたいからって
逃げないでよ

もし
君の目が覚めないことがあったらと
想像してしまうわたしの
わたしのうちがわを
簡単に捨てないで
捨ててしまわないで

きみのさみしさに
ぐるぐる振り回されながら
なんにも捨てられない
あたしの身にもなってみろ


自由詩 火曜日の憂鬱 Copyright ジャイコ 2009-08-12 01:23:58
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