arawa
邦秋

その道を行くなら
襟足を伸ばせる
そこを避けるならば
安定と美の喪失

合図 送っては
悩ます間逆の壁
だけれど、
その顔、
裏切る、
予感

内心は瞼(まぶた)も
そちらには向けずに
想像しているのは
桃色の空間

感情 見せたなら
古代生まれの疑惑
それなら、
今から、
無言の、
消失

 無関係ならば
 無関心でいられるのに
 無理をする日々が
 無性に耐えられない


凶器 振りかざさない
理性に感謝をして
マニキュア、
ピアスで、
ヌーディティ、
露(あらわ)

 無色の壁画と
 無形の束縛は
 無視できぬ愛に
 無言にしたたかに
 無関係ならば
 無関心でいられるのに
 無理をする日々が
 無性に耐えられない


自由詩 arawa Copyright 邦秋 2009-08-10 22:45:37
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