日々
湖月

たった一つ欲しいといいながら すべて腕で囲って
何にも要らないと叫びながら 手のひらに握りしめていた

こんなこと言うと笑われるんだろうか
抱きしめながら壊して笑いながら泣いて吐いた
毎日がかわっていく
毎日が同じでまがりくねった平坦で底なしで舞い上がるようで
全てがだいすきで全てが嫌いで愛してて裏切ってて

手は2本しかなくて足は二本で目は二つで
3本目で何すればいいとか余計なこと考えてて

夢見るだけ妄想して睡眠中は訳わからない夢見て
そういう甘い時間が死ぬほど幸せで馬鹿らしくて 


この気持ちがぜんぶ本当でぜんぶ嘘


自由詩 日々 Copyright 湖月 2009-08-08 00:06:34
notebook Home