四十すぎて
吉岡ペペロ
月が笑ってら
それがおかしくて
空手の帰り道
おいらも笑ってら
四十すぎて
空手をはじめて
どうなりたいねん、って言うけれど
やばいくらい
汗をながして
なんど水を飲んでも
胃がはちきれるばかりで
渇きは癒されなかった
月が笑ってら
それがおかしくて
空手の帰り道
おいらも笑ってら
どうなりたいかなんて
このからだに聞いとくれ
自由詩
四十すぎて
Copyright
吉岡ペペロ
2009-08-03 23:32:01