最悪サイポーグ
こめ
最悪サイポーグにでもならないと
いけないらしいと医者にいわれたよ
偶然見付けた悪口でもうお腹が一杯だ
お金をいれてガチャポンを回してみたけど
出てきたカプセルには新しい
選択肢は増えていなかった
寝坊で遅刻したせいで
天国行きのチケットは買えなかったよ
いい加減もいいところだ
どうせくじ引きできまるのが
最終的な結果論
頼りないのはいつも震えているから
端から端までの距離をはかろたうとしたけれど
メジャーの長さが圧倒的にたりなかった
次から次に亡くしてしまって
見えなくなるのは未来の自分
ふらふらしながら走るトレインの
終点は火星の丁度後ろ側
無人駅で一人泣いているのは
みしらぬ女の子
理解できないのは
僕がお前を好きじゃないから
見下すのは好きじゃないし
見上げるのも好きじゃない
ただ真っ直ぐ向いて
貴方の顔の前にぼくの肩がくるくらいが
丁度良かった