真夜中のプール/黒い太陽の光
ゆりあ

誰かに私の思想を殺してもらいたいのです
ほらそこの君、
そう前髪が目にかかって鬱陶しそうな君でもいいよ
私は自らの脚をいつも平気でさらけ出しています
だって自信があるんだもの
私は交通事故で死にたいな
あるいは
あなたになら殺されてもいい
今夜は月が綺麗です
こんな日は死んで天使たちと一緒になるのにいい日だわ

私の白い太ももにかけられた秘密と意味と思想
ロザリオにあいつの言葉が引っかかる

あんたになんか負けたくない
あんたになんか負けたくない
あんたに私のプールの水に浮かぶ黒い太陽の光なんか見えるわけないわ

馬鹿にしないでよ


自由詩 真夜中のプール/黒い太陽の光 Copyright ゆりあ 2009-07-30 01:36:39
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