13歳をレヴュー
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iPodから流れる
リロンのさわやか会社員を聴きながら
雨雲の去った青空を見上げてると
心も伸びやかに 
どこまでも泳いでいける気がする

いつか親友と走った道
うぶだけど どこかませてて
でも何もかもが新しくて
覚えたばかりのマスターベーションをしながら
大好きな女の子のことを考えていた

人を傷つけることに鈍感で
傷つき 傷つけ
あいつは最低だと思いつつ 僕も最低で
馬鹿だったけど
リリカルなことに 目覚め始めていた
どこまでも透明な朝

今日も何事もなく日が暮れて
惰性で終わる一日でも
また同じ赤い夕やけを みたいと願う
見上げると
番いのアマツバメが駆けてゆく 夏


自由詩 13歳をレヴュー Copyright within 2009-07-21 19:23:55
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