13歳をレヴュー
within
iPodから流れる
リロンのさわやか会社員を聴きながら
雨雲の去った青空を見上げてると
心も伸びやかに
どこまでも泳いでいける気がする
いつか親友と走った道
うぶだけど どこかませてて
でも何もかもが新しくて
覚えたばかりのマスターベーションをしながら
大好きな女の子のことを考えていた
人を傷つけることに鈍感で
傷つき 傷つけ
あいつは最低だと思いつつ 僕も最低で
馬鹿だったけど
リリカルなことに 目覚め始めていた
どこまでも透明な朝
今日も何事もなく日が暮れて
惰性で終わる一日でも
また同じ赤い夕やけを みたいと願う
見上げると
番いのアマツバメが駆けてゆく 夏