きみの窓
ミゼット

夏の十字に光が入れば
胸骨に取っ手
きみの窓だ

浸した腕で開く
引くもの、押すもの
両開き、押し上げ式の
様式は様々で
一度なんて
きみの皮膚全てが一つの窓だった

窓の向こうに収められた品々を
説明できるきみもいれば
収集物に気づかないきみもいる

ともかく
きみの窓を開け
触れてみたいと声にしてみる


自由詩 きみの窓 Copyright ミゼット 2009-07-18 01:39:41
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