さんずい
遊僕民
渇きに身を投げて 悲しみの海
深く沈む僕に浮かぶ 浮かばない顔
漂う光 濁りゆく太陽
押し潰されそうな心を浸して
涙と一緒に 溶けて 混ざって
なにもかもが滲んでいく
これで漸く 僕は眠れる
だけど満ち足りていた日々が
溢れて 淋しくなって
淡い光に もう一度触れたくなった
そして決意した
あの潤んだ太陽まで
僕は泳ぐ
自由詩
さんずい
Copyright
遊僕民
2009-07-15 20:43:06