季節のように
吉岡ペペロ

社会にでていちばん痛感したことと言えば
正しいことが絶対ではない、ということだ

清濁併せのむ、ということではない
清濁は併せのんではいけない

正しいことを振りかざしても、それが伝播しなければ意味がない、ということだ


いくら正しくても、誰もがそれをよしとする訳ではない

ひとは感情の動物だから
知性や言動は感情にコントロールされることのほうが多い

けれど、季節というものに反発するひとはいない

だからきっと、正しいことも、季節がそうするように伝えなければならないのだ

正しいことも、季節のように、みずからが変わることを通して、伝えなければならないのだ


社会にでていちばん痛感したことと言えば
正しいことが絶対ではない、ということだ

清濁併せのむ、ということではない
清濁は併せのんではいけない

正しいことを振りかざしても、それが伝播しなければ意味がない、ということだ


自由詩 季節のように Copyright 吉岡ペペロ 2009-07-12 19:24:37
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