季節のように
吉岡ペペロ
社会にでていちばん痛感したことと言えば
正しいことが絶対ではない、ということだ
清濁併せのむ、ということではない
清濁は併せのんではいけない
正しいことを振りかざしても、それが伝播しなければ意味がない、ということだ
いくら正しくても、誰もがそれをよしとする訳ではない
ひとは感情の動物だから
知性や言動は感情にコントロールされることのほうが多い
けれど、季節というものに反発するひとはいない
だからきっと、正しいことも、季節がそうするように伝えなければならないのだ
正しいことも、季節のように、みずからが変わることを通して、伝えなければならないのだ
社会にでていちばん痛感したことと言えば
正しいことが絶対ではない、ということだ
清濁併せのむ、ということではない
清濁は併せのんではいけない
正しいことを振りかざしても、それが伝播しなければ意味がない、ということだ