丘をかけあがって
番田
都会とは違った風
何か気持ちをいえるわけでもなく
自然な音になれるものだ
バッタやスズムシが耳に混じる
声が澄み切っていくように感じられる
清らかな心がしているのを気にすると
ここに立っていると
誰かに会うということもない
そんな世界が
清らかな自分が吹いている
河原に来て良かった
自由詩
丘をかけあがって
Copyright
番田
2009-07-08 02:28:18