ゾルバ
まんぼう

僕の窓から
うさぎが見える
いつも一人で
踊っている
河原で
時には
人気の無い
公園の木陰で
誰かを待ちながら
所在無げに

恋人の窓からは
洗濯干し場の
はしごが
みえる

からすが
訪ねてきたら
ちょっと厭だね
アア サミシイノハイヤダ

ゾルバの様に
踊ってみたい
両手を水平に挙げて
前に
後ろに
スッテプばかりに
想い定めて
夢中で
風に吹かれながら


自由詩 ゾルバ Copyright まんぼう 2003-09-27 15:16:31
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