わたしはつよい
sakura.k

かつて
じくじくと赤みを晒して
生々しくも痛々しく負った傷が
見事なまでに肉に覆われて
今は消えた

永劫
治ることなどないと思っていたけれど
その確信すら消えて流れた

そうして今の私が
懐かしく笑う

逞しさで逞しさを


自由詩 わたしはつよい Copyright sakura.k 2009-06-29 14:28:11
notebook Home