湖月

ひとつの季節に産まれる光と
ひとつの時間に死にゆく魂
脆い光の骨組みは
腕のなかで息づく命
消えゆくぬくもりへの道筋を辿る 
いつかの日
煌く頬のあたたかさを守るため
いくつもの灯りを燈す祈りを
いつの日か愛してくれるように
優しさがあなたの深い場所まで届きますように


自由詩Copyright 湖月 2009-06-28 01:25:16
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