この世界には僕がいるから
こめ

賢い鷹は爪を隠すけど

賢くない鷹は常に爪を立て

気高く泣き叫ぶ

月に吸収去れるまで

僕はいつも前を向き歩き続ける

近所の犬に最近雑音が煩く

眠れやしないと吠えられたけど

ノイズは歪み響くから

どうすることも出来ないらしい

触れたら割れそうな

風船に手を伸ばし

パンっと弾けてまた罪を重ねる

小石を蹴り飛ばすし

家までの帰路を歩く

ブランドの服を身に付けて生きる人には

分かるはずがない憎悪の塊

見下す人は見上げる僕に

孤独は嫌な現実を付き出す

普通なら等に終わりが見えてくるはずなのに

僕の道だけ終わりが全く見えてこない

明日は僕を拒絶し消える

涙はいつも身に付け生きる

そんな感じで観覧車から

見える世界の雑念を見ては

樮笑むのは誰でもない自分だった

この世界の見つめる未来に

光は見えるのか

まあ見えるはずがないだろう

だってこの世界には僕がいるから



自由詩 この世界には僕がいるから Copyright こめ 2009-06-23 00:10:33
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