道化師になりたいです。
こめ

分かち合うことが

人と人との繋がりならば

いずれにせよその繋がりは

細い糸の様な物であろう

ヒステリックな世界の背景は

いつしかアメーバによって

浸食されていく

この世界は夢の中なのだろうか

見えるものが全てだということは

ないと思った

君の指指す方に見えるのは

火星の裏側

+と−があわさるとそこに残るのは

虚無とバラバラの欠片だけ

サイレン激しく鳴り止まない部屋で

紅い救急ランプだけが

チカチカと僕の顔を照らしていた

触れて見るそれは世界の真理

探して見付からないのは

そこに謎の力が加わり

いつしか記憶が支配去れるから

真理に触れることが

禁止礼で張り出されているのなら

それさえも炎で包んであげましょう

今日は誰がこの超音波に

気が付くだろうか

もし本当にもし

望みが叶うならば

この世界を操る

道化師になりたいです



自由詩 道化師になりたいです。 Copyright こめ 2009-06-21 01:56:55
notebook Home